「肉体の四季・舞踏曼荼羅」─早春ノ賦─

2024 アトリエ連続公演「肉体の四季・舞踏曼荼羅」─早春ノ賦─ 開催のお知らせ

今年度のアトリエ連続公演が開幕します。靑龍會メンバーを中心に、京都より袋坂ヤスオをゲストに迎えます
また、公演前後には恒例の舞踏講座(講師:原田伸雄)を下記の要領で開講します。定員を絞っておりますのでご参加を検討される方は早めにお申し込みください。
2月25日(日)開催の「早春ノ賦」に、端間舞踏青龍會アトリエへぜひご参集ください。
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2024 アトリエ連続公演「肉体の四季・舞踏曼荼羅」─早春ノ賦─

BUTOH IS EVERYTHING

◆ 期日 : 2024年2月25日(日)

◆ 開場 : 14時半 開演 : 15時

◆ 会場 : 舞踏青龍會アトリエ

 福岡県小郡市二森1632-11(駐車場有)

〈第1部〉
○ 峰尾かおり(舞踏・福岡)
 「耳のなかの湖」
   詩・浦歌無子/声・砂川道子
○ Miyuki (舞踏・東京)
 「回帰」
○ いちぞう (舞踏・長崎)
 「Mythical Playing」

〈第2部〉

○ 天津 孔雀 (朗唱演戯・不詳)

 「孔雀版・トーマの心臓」

 ~ユリスモール・バイハン篇~

○ 松田 美和子 (舞踏・福岡)

 「花乱(KARAN)」

○ 袋坂ヤスオ (舞踏・京都)

 「MAKE-SHURA anonymous」

《終演後の小宴は今暫くお弁当と乾杯程度に簡略化させて頂きます》
□ 会費 : 3500円
□ 定員 : 20名(要予約)
□ 予約・問い合わせ : 090 5083 9055(原田)
 n_1949.1.1@docomo.ne.jp(原田)
舞踏青龍會の最新情報は下記でご確認下さい
◎舞踏青龍會HP http://www.butohseiryukai.com/
◎ Facebook「舞踏青龍會」で検索
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《BUTOH WORK SHOP 舞踏講座》

 ・2月23日 (祝)① 14:00~16:00 ② 16:30~18:30

 ・2月24日 (土)③ 11:00~13:00 ④ 14:00~16:00

 ・2月26日 (月)⑤ 11:00~13:00

□ 講師 原田 伸雄 (舞踏靑龍會主宰)
□ 受講料 各回 2000円/4講座 7000円/全5講座 8000円
□ 定員 各回 6名
□ 会場 舞踏靑龍會アトリエ
 ※ 初心者からプロまで。即興舞踏の神髄を伝授
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協力 出田浩志(大黒屋)/鶴留一彦/福澤信孝/泊敏朗/海野隆/椎葉ゆか/屋根裏貘/キルクルス企画/学校法人河合塾
フライヤー製作(写真・デザイン) いちぞう
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「審神者(さにわ)の庭へ」
靑龍會との出会いはおよそ14年前、きっかけは当時原田伸雄が取り組んでいた連続公演「肉体の劇場」が折り返し地点に立ったとの読売の記事だ。それから毎月29日固定、平日休日関係なしに開催される舞台に長崎から通うため、職場を退勤時刻と同時に飛びだして特急に駆け込み福岡は天神の南、警固の会場に文字通り滑り込み続けることになるのだから、かき立てられた熱はなかなかのものではあった。
なぜ舞踏だったのか。私の根っこには後期谷川雁による集団創造、テーマ活動/人体交響劇がある。その源流のひとつが舞踏だと知ったのが契機であり、それはかなり遡るのだけれども、SNS/動画配信の普及以前では文字情報はともかく映像ソフトもごく限られてニアミスばかり、現場に足を運ぶのは随分と遅くなってしまった。
肉体の劇場がフィナーレを迎えたのちに靑龍會は定期的な稽古を再開して、そこへの参加を通して新アトリエでの定例公演に出るようになった。以来十二年。多少は稽古を重ねた筈の鏡に映る自分の身体を見れば、むしろずいぶんと”崩れてしまった”ものだと苦笑する。仕事柄いつもしゃちほこばっているからか、稽古とは可動域を失うばかりの関節を確認する作業の謂だ。
やれやれもういいかと生活の刻まれていく肉体に白旗を揚げたとき、長いこと「私」を引きずり回してきた焦燥や見栄が抜けていった気がした。果たして自分がやっているのは舞踏なのか、そこにもう関心はない。なにがしかはそう見えて、またそうでないこともあるだろう。この中年のかすれた肌の上に幼児の初発の物語を、ごっこ遊びを続けていく。ただ、原田伸雄の即興舞踏と舞踏靑龍會の稽古に出会わなければ今のこの身体の有り様がないのは確かだ。
稽古に古神道や霊学の教えや行法を採用しつつ、原田はいう。「向こう側を覗きつつギリギリのところで踏みとどまってこそ、批評性が生じ、舞台が成立する」と。彼は舞台空間で彼我の魂を自由闊達に遊ばせながら、いま・ここに必ず帰還してみせる熟達のシャマンであり、うっかり天狗道をさまよいかねない稽古参加者たちの危うい心身を見極める審神者だ。「近代の毒を自覚的に飲み干すところから舞踏は始まっている」という彼に、故に私は絶対の信頼を置き、そしてなんとか稽古に通う隙間をひねり出すのだ。
 いちぞう(舞踏青龍會)
 ※「踊りたいムズ」15号(2023/12/20 発行)より転載
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